2016年3月多摩大学経営情報学部を卒業。無添加化粧品、健康食品を製造・販売する株式会社ファンケルに入社。グループサポートセンター人事部の人事企画グループに所属し、語学留学の経験を活かして、グローバル人材採用に向けた社内の雇用制度や雇用環境の整備に携わっている。
学生時代に取り組んだこと
多摩大学選択の理由は、自宅が近く親しみを持っていたからです。安易な動機で入学を決めたので、卒業までに明確な目標を持つことが必要だと感じ、「何か始めなきゃ!」と入学前から考えていました。特に苦手意識のあった英語を克服するために何が必要かを考え、4月最初の留学説明会で、夏休みを利用した短期留学プログラムに参加することを決めました。また、成績優秀者には給付の奨学金制度があり、その目標ができたことで、勉強する意思が芽生えました。努力した甲斐あって、無事に海外留学奨学金を得て、一カ月間のオーストラリア留学を実現。留学先のホームステイでは、母国語使用禁止の環境と規則正しい生活習慣の中で、じっくりと英語に向き合う時間を過ごすことができました。留学前には漠然としていた将来の目標が、グローバルに活躍できる人材になることへと固まる良いきっかけになりました。
社会人になって想うこと
寺島実郎学長主宰のインターゼミ(社会工学研究会)では、文献研究とフィールドワークで深めた内容を発表し、論文を執筆するという仕事の基礎とも言える部分を学びました。社会人大学院生と議論を交わす機会も多く、現在仕事で上司と話すような内容を、学生時代に経験できたことは幸せでした。社会人になって、人前で話す際に多少余裕をもって臨めるのも、多摩大学の実社会に即したカリキュラムを学べたから。現在は異なる価値観や考え方をもつグローバル人材が、個性や能力を発揮できるような雇用制度、雇用環境の整備に携わっています。国際情報を収集・分析する力や企画発信力など、まだまだ身に付けるべきものは多いですが、金美徳教授がゼミでよくおっしゃっていた“視野を広げる”“体験をする”の言葉を忘れずに、アジアの経済やビジネスについて学んだ経験を活かして、自分自身がグローバル人材として成長していくことを目指しています。
思い出の一枚
留学先の語学学校卒業の日の一枚
オーストラリアでの留学最終日に、「語学学校卒業の日、帰れるよ!」と皆で撮影をした時の写真です。留学中は母国語禁止でしたが、一度プールの中で日本語を話してしまい、学校長から英語での反省文提出を求められました。皆で居残りをして書いたことも、今となっては良い思い出です。
コレが私のマストアイテム
入社はゴールじゃない、スタートはこれから
ファンケル内定時に、母から貰ったお気に入りの時計です。「入社はゴールじゃない。これからが大事だよ」と、戒めの言葉とともにサプライズでプレゼントしてくれました。厳しい言葉の反面、金属アレルギーの私でも使える時計を選んでくれた母の優しさに感謝しています。
ご登場いただいた方々の所属や肩書きなどは取材当時のものです:このインタビューは2018年10月に実施いたしました