卒業生Interview
徹底分析。多摩大の志

ゼミでの経験を基に個の力を育む。

profile

野田稔ゼミに所属し、専門性を身につけた社会人になりたいと思い、システムコンサルタントとして株式会社日本総合研究所に入社。その後、経営コンサルティング、テクノロジー・サービス、アウトソーシングを事業の柱とするグローバル企業のアクセンチュア株式会社に転職し、コンサルタントとしてさまざまな案件に取り組む日々を送る。

学生時代に取り組んだこと

組織論が専門の野田稔先生に師事したいとの思いから、多摩大学に入学したことを覚えています。オープンキャンパスで野田先生の講義を受け、考え方に惹かれた私は、講義後に個別に話す機会をいただきました。当時、日本の公教育について考えるNPOに参加していた関係もあり、不登校を減らす取り組みとしてアメリカのチャータースクールを研究していることを伝えると、先生も忌憚無くご自身の考えを話してくれました。オープンキャンパスに来た高校生に、個別に時間を割いてくれる先生もめずらしいかもしれません。考え方に共感できたことももちろんですが、高校生だった私に親身に答えてくれる姿勢に惹かれ、入学を決意しました。
野田ゼミでは、学びのテーマ自体を学生自身で決めるという方針から、私たちの学年のゼミでは「ネットワーク型組織における真のエリートを目指す」をテーマとして掲げ、「意味のある組織づくり」に励んでいました。ネットワーク型の組織は、ヒエラルキー型の組織とは異なり、プロジェクト毎にリーダーを決めるのが特徴です。そのため、ゼミ生一人ひとりの力量が問われます。たとえば、学園祭で売上げ目標を決めて商品を売るなど、テーマに対して取り組むべきことを考え実行に移すことの、トライ&エラーを繰り返していました。実にさまざまな経験をさせていただいたと思います。

学生時代に取り組んだこと

社会人になって想うこと

現在私は、コンサルタントとして働いています。勤務先はプロジェクト毎にリーダーも変わるという組織体制のため、まさにゼミでの経験をそのまま生かす機会が数多くあります。多摩大学の特徴の一つに実践力が身につくことが挙げられますが、まさにその通りであったと今になって実感します。社会人になり8年ほど経ち、仕事に対する価値観に少し変化が現れはじめたと感じています。1年前に子どもが生まれたことも大きいかもしれません。自身のメリットだけを考えるのではなく、これまで経験したことを次世代に還元する重要性を感じるようになりました。仕事に向き合いながらも、若い世代に大切なことを伝えられる人間に成長していきたいと考えています。
また、ネットの普及によって、情報収集や意見発信が個人でも容易にできる環境が整ったため、より個人の力が重要視される時代に変わってきたと感じています。今までの時代と比べると、社会に対して自立することが求められ、私自身も次のステップとしては組織の中の人間としてではなく、ひとりの自立した個人としてチャレンジしていきたいと思っています。現在も仕事以外の分野では、家族や親族、友人がそうした自立をすることを一緒に考えたり、時には一緒に行動を起こしたりと積極的に取り組んでいます。

社会人になって想うこと

思い出の一枚

野田ゼミでの合宿
野田ゼミでの合宿

野田ゼミの合宿に、浜田先生がゲストとして来られた写真です。当時、お二人ともコンサルタントとして第一線で活躍されていて、忙しい中時間を割いて私たちに指導をしてくださっていました。そのとき頂いた刺激は何事にも代え難く、そして先生方の背中を追いたいと思えたのも、次の世代を育てようとする姿勢に惹かれたからだと思います。

コレが私のマストアイテム

仕事柄、欠かせないPC
仕事柄、欠かせないPC

仕事柄、PCは欠かせません。しかし仕事以外のプライベートにおいても、情報収集、発信、そして管理のためのツールとして手放せません。プライベートにおいても「プロジェクト」に見立ててマネジメントすることに活用しています。たとえば子どもをどういう環境で育てるか、収集した情報を整理して最適な選択を考えたり、自治体への申請締切等の把握から、予防接種など長期スケジュールの管理までと、まさに「育児プロジェクト」ですね。

  ご登場いただいた方々の所属や肩書きなどは取材当時のものです:このインタビューは2014年3月に実施いたしました

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