卒業生Interview
徹底分析。多摩大の志

志が職業に直結できなくてもくじけないこと。アジアと日本の架け橋になる夢をいつか実現したい。

profile

2012年3月多摩大学経営情報学部卒業。2012年4月に焼酎で著名な眞露株式会社に入社。東京支社の営業担当として量販店や外食チェーンの対応だけではなく、小さな酒屋や居酒屋まで足を運んでいる。マーケットの最前線で自社商品の魅力を伝えると同時に、自分をしっかりと売り込み、情報収集活動に余念がない。

学生時代に取り組んだこと

少人数でゼミを中心にしているユニークな大学があるという話を父親から聞き、また以前から社会に対して漠然と広く興味を持っていたことも手伝って、迷わず多摩大学を進路として選びました。寺島学長が就任されたという話題も決め手になりましたね。学長のリレー講座の案内を読み、こんなに広く世間で活躍されている方々の話を聞けるなんて凄い、と興奮したことをよく憶えています。1年次にリレー講座を受け、2年では椎木先生のホームゼミでアカデミックなアプローチでマクロ経済を学び、3年生で問題解決型のプロジェクトゼミへとステップアップ。社会で通用していくための実践を、基礎から叩き込まれたと実感しています。まだ仕事では駆け出しの若輩者ですが、いずれはアジアと日本の架け橋となるようなプロジェクトに従事したい、と。そんな夢と志を大きく膨らませているのも、多摩大学で学んだからこその自分であり、また他の友人たちもそうであってほしいと願っています。

学生時代に取り組んだこと

社会人になって想うこと

具体的な志ではないのかもしれませんが、アジアに関わりたいという想いを中心に就活を行いました。正直、苦戦しましたね。折れそうにもなりましたが、支えになったのはプロゼミでお世話になった見山先生の励ましや、韓国論の授業で助言いただいた金先生がいたからこそ。アジアへの開眼は、見山先生のプロゼミで、バングラデシュを訪れたのがきっかけです。眞露の社長面接で、日本市場をさらに攻めたいという意見を聞きながらも、持論として日本法人からアジアへ進出するという考えを、恐れずにプレゼンできたのも先生方による支援の賜です。日本で現地化を目指し30年を過ぎているという事前の企業研究、そしてアジアへの熱意。就活に必須の努力と熱意がうまく伝わり、入社することができました。もともと対人が強い方ではない自分が、ポジティブに考え、しっかりと意見を持てるようになったのは、多摩大学での具体的な学びによって自己を確立できたからではないでしょうか。

社会人になって想うこと

思い出の一枚

バングラデシュでの海外研修
バングラデシュでの海外研修

2010年の9月に、プロゼミの事例研究としてバングラデシュを訪れました。多摩大のプロゼミは、問題解決能力を実践的なアプローチで身に付けさせることに定評があります。参加した海外研修は、まさに途上国が抱える地域経済や社会問題を肌で感じさせるためのものでした。現地の大学生とのクループディスカッション、貧困層の孤児院訪問など、一週間の日程でしたが、私の志を確立する、大きな出来事になりました。

コレが私のマストアイテム

眞露株式会社の主力商品
眞露株式会社の主力商品

甲類の「JINRO」は日本のマーケットで抜群の知名度がありますが、それ以外にも「マッコリ」や「ビール」など、多数の商品を生産・販売しています。とくに私が日本はもちろんアジアへと販路を拡げたいと考えているのが本格焼酎です。これは乙類の焼酎になりますので、味わいの深さは日本の焼酎に引けを取りません。私が仕事で煮詰まったときも、必ず先輩の助言を求めながら、この酒を酌み交わします(笑)

  ご登場いただいた方々の所属や肩書きなどは取材当時のものです:このインタビューは2013年3月に実施いたしました

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